リハビリの専門家が解説|足から元気『足育』はとても重要な教育です。おすすめの靴(シューズ)・インソールを含めてご紹介します。

足から元気『足育』はとても重要な教育です。おすすめの靴(シューズ)・インソールを含めてご紹介します。

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理学療法士の井上(@Rehacon)です。
 
 
このサイトではインソールや靴についての記事をたくさん書いてきました。
 
その中で足育についても少しだけ言及していますが、もう少し詳しく解説をしていきます。
 

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現代の子供は浮き指が多い

 
子供の足は「浮き指」が多いというのは過去に記事にもしたのですが、

足の指を自由に動かすことができる
 
ということはとても重要です。
 
しかし、浮き指だと足の指をうまく使うことができません。
 
つまり、足の指がうまく使えないということは、
  • 歩き方に問題が起こる
  • リズミカルに走れない
  • 姿勢が崩れやすい
 
こういう問題が起こります。

 

歩き方に問題が起こる・姿勢が崩れやすい

 
浮き指の場合、歩くときに指が浮いてしまっているので指をうまく使うことができません。
 
「指で地面をつかむ」というイメージが必要なのですが、これが弱いということになります。
 
指で地面をつかめないと、歩く際の推進力が弱くなってしまうので歩くスピードが遅くなり、体重の分散も面ではなく点になりやすいため、足が痛くなることや、内反小趾(ないはんしょうし)など足のトラブルを起こしやすくなります。
 
 
また、浮き指が続くことで子供ながらに扁平足や内反小趾で徐々に姿勢が乱れてくることも考えられ、運動能力やスポーツでのパフォーマンス能力にも影響を受けやすくなります。
 
姿勢は運動やスポーツだけに限らず、日々の生活にも直結することですので、足元を整えておくということがとても大切です。
 
 

リズミカルに走れない

 
これは前述したように、浮き指によって推進力が落ちることで走ることにも影響を及ぼします。
 
また、スポーツではどんなスポーツでも踏ん張る力やバランスをコントロールするために足の指がうまく使えるということは非常に重要です。
 
 
 
このように、足育はとても重要で、できるだけ早いうちから考えておく必要があります。
 
足育では重要なポイントが4つあり、以下にそれぞれ説明をしていきます。
 
 

【足育1】成長に合わせて靴のサイズ・靴の形状を見直すことが必要

 
子供の足というのはどんどん成長していきます。
 
どうしても、「この先足が大きくなるから大きめの靴を買っておこう」ということになりがちです。
 
ですが、それは先にも書いたような問題を起こす要因となります。
 
お金は多少かかるかもしれませんが、子供の成長や運動能力を妨げないようにするには、まず、正しい靴を選ぶということが前提となります。
 
最近は靴屋さんでも足の形状やサイズを計測してくれるところも増えてきたので、積極的に計測してもらうようにしてください。
 
足の形状やサイズ計測については、以下の記事でもまとめていますので、もし気になる方は合わせてお読みください。
 
 
靴の基本的な選び方としては、

  • 踵がぴったりと合っていること
  • 足の甲がフィットしていること
  • 靴底のクッション性がある程度あること(柔らかすぎるのはよくありません)
  • 足の指が曲がるところで靴も曲がるか
  • つま先には足の指の動きを邪魔しない程度の余裕があるか

こういった点に注意して靴を選ぶようにしましょう。

靴はキッズ用にも様々種類があります。ある有名な靴がありますが、基本的におすすめはしません。

コーナーをうまくスムーズに走るために作られているので、普段から履く靴には適していないからです。

そこでおすすめなのが、ミズノが提供している靴です。足育にも力を入れて、尚且つ専門家の知見をしっかり取り入れているので、医学的にも根拠があります。

 

【足育2】靴の履き方

 
正しい靴を選ぶことができたら、今度は靴の履き方です。
 
靴を履いた時によくやることとして、つま先トントンです。
 
これはダメなので、ちゃんと踵をつけて踵トントンで靴を履くようにしましょう。
 
  • 踵に合わせる
  • 靴ひもを場所に合わせて強さを変える
  • 靴ひもじゃなくても、ベルトなど締め具合を調整する
 
このように、ちょっとしたことですが靴の履き方一つで姿勢が変わったり運動能力に影響します。
 
 
 

【足育3】足アーチをサポートするインソールを選ぶ

 
最近はキッズ用インソールも充実してきました。
 
まず基本として内側・外側・横の3つのアーチをサポートするインソールを選ぶようにしましょう。
 
僕がおすすめするキッズ用インソールは、ミズノが提供している発育インソールソルボインソールリアライン・インソール・ジュニア です。

 
 
 

【足育4】素足で遊ぶ

 
怪我の心配がないなど、素足で遊べる環境であれば、積極的に素足で遊ぶようにしましょう。
 
肌に直接触れるため、感覚も良くなりますし、大きい靴を履いて遊ぶよりもずっと足育に効果的です。
 
 

まとめ

 
「足育」は子供の成長に影響し、運動能力にも大きく関わってくるとても大切な教育です。
 
子供の足の形やサイズにはいつも興味をもって見てみてください。そして、その都度必要に応じて靴を買う、インソールを入れるようにしてみてください。
 
今この記事を読んでいただき、すぐに実践してみるだけでも割と効果を感じてもらえるはずです。
 
是非試してみてください。
 
最後になりますが、先日お会いした理学療法士にNaraさんという方がいます。
 
Naraさんは足育に今後力を入れていきたいと話されていて、積極的に活動されています。
 
PTのアトリエというブログで有益な情報発信もしていますので、是非のぞいてみてくださいね。
 
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

靴・インソールに関連する記事はこちら

 

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井上 直樹
(同)Relate・(同)ALLMERU代表社員/理学療法士の井上直樹です。 このサイトでは一般の方に向けたリハビリの基本的な情報発信を行っております。また、不定期ですが雑誌や新聞などのマスメディア・WEB上のメディアにも情報提供を行っております。リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。リハビリに関わるコンサルティング事業を展開しております。お仕事依頼もお気軽にお問合せくださいませ。