理学療法士の井上(@Rehacon)です。
●痛みの原因はこれかもしれない。「トリガーポイント」についてやさしく解説します。
●筋膜とは?トリガーポイントとは?筋膜の機能異常をどう捉えるか。
●トリガーポイントの症状・種類・原因について解説をします。
全てこれで痛みが改善するわけではなく、あくまでも1つの要素として捉えてください。
目次
肩こりとは
デスクワークの方はこのような姿勢になってしまうことが多く、同じ姿勢を続ける時間も長いため肩こりを起こしやいのが特徴です。
肩こりと関連のある筋肉とトリガーポイント
- 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
- 僧帽筋(そうぼうきん)
・上部線維
・中部線維
・下部線維 - 菱形筋(りょうけいきん)
・小菱形筋
・大菱形筋
肩甲挙筋
停止:肩甲骨の上角、内側縁上部1/3
作用:肩甲骨の挙上(内上方)、下方回旋
神経支配:肩甲背神経
肩甲挙筋のトリガーポイント
僧帽筋上部線維
停止:鎖骨の外1/3
作用:肩甲骨の挙上・上方回旋
神経支配:副神経・頚神経
僧帽筋上部線維のトリガーポイント
関連痛パターンは、首の外側からこめかみに引き起こし、筋緊張性頭痛の原因にもなります。
僧帽筋中部線維
停止:肩峰・肩甲棘
作用:肩甲骨の内転・後退
神経支配:副神経・頚神経
僧帽筋中部線維のトリガーポイント
僧帽筋下部線維
起始:Th4〜Th12棘突起・棘上靭帯
停止:肩甲棘
作用:肩甲骨の下制・下方回旋、内転
神経支配:副神経・頚神経
僧帽筋下部線維のトリガーポイント
大菱形筋
起始:Th1〜Th4棘突起
停止:肩甲骨の内側縁
作用:肩甲骨の内転、挙上、下方回旋
神経支配:肩甲背神経
菱形筋のトリガーポイント
関連痛パターンは、肩甲骨の内側周辺と上背部・肩の後方に引き起こします。
小菱形筋
起始:C6〜C7棘突起
停止:肩甲骨内側縁
作用:肩甲骨の内転、挙上、下方回旋
神経支配:肩甲背神経
菱形筋のトリガーポイント
関連痛パターンは、肩甲骨の内側周辺と上背部・肩の後方に引き起こします。
トリガーポイント療法
- 上記トリガーポイント画像にある✖印を一定の圧力で30秒圧迫+30秒解放を何回か繰り返す。
- ✖印を一定の圧力で30秒グリグリゆっくりと動かす+30秒解放を何回か繰り返す。
まとめ
それでは、参考になれば幸いです。
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