【インソール作製】パーキンソン病・腰痛に対するインソール症例


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理学療法士の井上(@Rehacon)です。

 
今回はパーキンソン病の方へインソールを作製した症例をご紹介します。
 
パーキンソン病の概要とリハビリについては以下の関連記事にまとめています。
 


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クライアントさんの簡単な紹介

 
個人情報のため詳細は割愛します。
 
年齢・性別:60代女性
疾患名:パーキンソン病
既往歴:化膿性脊椎炎、脊柱管狭窄症 など
 
 

インソールを作ることになった経緯

 
家族構成的にマンパワーとなる方が少ないため、炊事・洗濯・買い物など自ら行っています。
 
買い物や通院することが頻回にあるため、安全で身体の負担が少ない歩行が求められます。
 
シルバーカーを使用していますが、パーキンソン病、腰痛、脊椎(背骨)の形状が悪いのもあり、非効率な歩行となっていました。
 
もう少し楽に歩きたい、身体に負担をなるべくかけないで歩きたいなどのニーズもあったため、インソールを作る運びとなりました。
 
 

足の計測と靴の評価

 
いつものように、フットゲージとメジャーで計測をします。
 
IMG_2490

フットゲージとメジャー

 
履いている靴は「介護シューズ」です。
 
よく見られる軽くて履きやすい、ベルトが1本付いた靴でした。
 
サイズは、実際の足のサイズと履いている靴のサイズをチェックすると、右足では2.5㎝、左足では3㎝も大きいことが分かりました。
 
理想の捨て寸(1.5㎝以内)を考えてもかなり大きい靴を履いていることが分かります。
 
靴はメッシュ素材で先芯も柔らかい。
 
カウンター、シャンクはともになし。
 
指の曲がる部分(屈曲点)は、足の指の付け根が曲がる部分(MTP関節)にありましたが、足のサイズと靴のサイズが合っていないためうまく活用できていない状態でした。
 
ここでまず考えることは、
 
  • 靴を違うものにすること
  • 靴を新しく新調すること
 
これがベストなのですが、色々事情があり現状の靴で対応することもよくあります。
 
今回は現状の靴で対応することになりました。
 
 

フットプリント

 
 
img_2641
フットプリントから分かったことは、
 
  • 足の形態はギリシャ型
  • 両足とも踵体重(左>右)
  • 両足とも浮き指(左<右)
  • 両足とも扁平足(左<右)
  • 左右外反母趾
 
等々
 
色々なことがわかりました。

 

姿勢・動作・歩行チェック

 
細かくは割愛しますが、分かりやすいこととしては、
 
  • 両側距骨下関節の過回内
  • 前傾姿勢
  • 左への横振れが強い
  • 左右とも蹴り出しが弱い
 
 
 

インソール作製

 
  • 足の計測
  • 靴の評価
  • フットプリント
  • 姿勢・動作・歩行チェック
 
これらの評価を行い、インソールを作ります。
 
姿勢・動作・歩行についてはインソールを調整しながら何度も確認していきます。
 
今回のケースでは、靴がかなり大きいため、薄手のインソールをもう1枚入れて対応しました。
 
img_2646
 
今回はこんな感じで仕上がりました。
 
 
最終的にはマスキングテープなどでパットがズレないように補強します。
 
 
 

まとめ

 
今回はパーキンソン病が基礎疾患としてあり、その他腰痛やアライメント不良などが認められる方へのインソール作製例をご紹介しました。
 
訪問して作っている関係上、1㎜単位での調整をしています。
 
インソールを入れることで少しでも歩きやすく、腰への負担軽減につながることで日常生活の負担軽減になればと考えて作りました。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

井上 直樹

リハビリテーションコンサルタントの井上です。 コンサルタントとはその道のプロが助言や指導をするという意味です。 リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。 リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。 コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。 どうぞよろしくお願いします。