ゴルファーは足裏の『足アーチ』を整えることで痛みや怪我を予防し、スイングに好影響を与える。


スポンサーリンク




理学療法士・ゴルフフィジオセラピスト(GPTH)の井上(@Rehacon)です。
 
 
 
ゴルフスイングにおいて、まずはじめにすることはセットアップポディションである「アドレス」です。
 
アドレスの70〜80%で飛ぶ玉は決まる!なんて言葉もあるくらい、アドレスは重要です。
 
アドレスからスイングの一連の動作はある程度決まります。アドレスでも、スイングでも、地に足が着いているのは足裏だけです。
 
つまり、足裏の状態を整えておくことはスイングに大きな影響を与えます。
 
厳密にいえば足裏にある筋肉は、ふくらはぎや太もも裏の筋肉も関与しており、その拮抗筋(相反する作用のもつ筋肉)のケアも筋肉のバランスを整えるために必要です。
今回は、ゴルファーが足裏をしっかりケアし、整えることで怪我の予防ができること、スイングに好影響を与えるということを理学療法士、ゴルフフィジオセラピスト(GPTH)という立場から解説をしていきます。
 


スポンサーリンク



 

ゴルファーに多い怪我

 
ゴルファーに多い怪我の1つに、足底筋膜炎という怪我があります。
 
詳しくは記事を読んでもらえたらと思いますが、ゴルファーが足底筋膜炎を引き起こす要因として主なのが、足裏にある足底筋膜へ繰り返される機械的なストレスが関与します。
 
ゴルフでは、スイング軸がぶれないようにしっかりと踏ん張ることが求められます。
 
アドレス → バックスイング → トップ → ダウンスイング → フォロースルー
 
この一連のスイング動作で足底筋膜への負担というのは繰り返されるため、発症しやすくなります。
 
スイング理論の1つに一軸理論がありますが、ずっと同じ足に体重がかかるスイングになりますので、足底筋膜炎を誘発する原因になり、膝や腰、胸郭などの負担も増えますのでバイオメカニクス(生体力学)的には間違いです。
 
足裏は足アーチを整えることがとても大切です。
 
足アーチが崩れると足底筋膜炎だけでなく、膝や腰、股関節、骨盤、背骨、肩甲骨などと全身に悪影響を及ぼします。
 
また、ゴルフスイングで考えてみると、足裏の状態が悪いということは、力みやバランスを崩す、足の指をうまく使えないなどといいことがありません。
 
結果的にスイングが乱れます。スイングが乱れると怪我をしやすくなり悪循環に陥ります。
 
逆に足裏の状態がいいと、安定感のあるスイングができ、身体への負担も減ります。
 
足裏を整えるということは、未然に怪我の予防ができるということです。
 
 

スイングメカニズムにおいて足裏が与える影響

 
スイング時の体重移動というのは、小さな移動ですが、細かく緻密に動いています。
 
アドレス~トップ体重移動 ダウンスイング体重移動 インパクト~フォロー体重移動
 
バイオメカニクス的には、上の画像のように体重移動することが推奨され、アドレス時はかかと寄りが推奨されます。
 
アドレス体重位置
 
よくアドレスでは、「母趾球に体重を乗せなさい」というゴルフ指導がありますが、バイオメカニクス(生体力学)的には間違いです。
 
 
前足部は骨で支える力は弱いので、靭帯や筋肉などの軟部組織で支える力が加わります。
 
つまり、アドレスで母趾球に体重を乗せると「スイング時の力み」につながります。
 
解剖学的に考えればかかと寄りに乗せるほうが理にかなっています。
 
詳しくは上の関連記事を読んでいただきたいのですが、厳密に言うと、脛骨というすねの骨の直下、いわゆる内くるぶしの直下〜やや内側に体重を乗せるようにするとうまく力が抜けます。
 
 
 img_2784
 
ゴルフの練習をするのに、足裏の体重移動を意識する人は殆どいないと思います。
 
是非、画像を参考に意識付けしてみてください。
 
これだけでもだいぶ力みがとれるはずです。私自身も意識してますが、スイング時の力みはだいぶ取れました。
 
 

足裏・ふくらはぎに形成されやすいトリガーポイントとセルフケア方法

 
冒頭にも書いたように、足裏の筋肉・筋膜はふくらはぎや太ももの裏の筋肉とも関係があります。
 
細かく言ってしまえば、太ももやお尻・腰・背中などと全身に連結していきます。
 
ただ、そうなると全身をやらなくてはなりませんので大変です(もちろん、やれるならやった方がいいですが…)。
 
まずは、ピンポイントでケアをしていきましょう。
 
そして、ふくらはぎや太もも裏の筋肉とは相反する作用をもつ、すねの筋肉や太ももの前の筋肉くらいまではケアをしておくと効果的です。
 
 

足裏・ふくらはぎに形成されやすいトリガーポイント

 
トリガーポイントとは、筋膜同士が癒着し、滑りが悪くなっているポイントです。
 
やや専門的な話になりますが、以下の記事で説明していますので、参考にしてください。
 
足裏~ふくらはぎトリガーポイント img_3305
 
画像を見ていただくとお分かりいただけますが、足裏やふくらはぎというのはトリガーポイントが形成されやすい部位です。
 
足アーチを整えるためには、トリガーポイントのケアと、筋肉のストレッチが大切です。
 
以下の関連記事のセルフケアを行うと効果的ですので、是非参考にしてください。
 
※足裏やふくらはぎの詳細なトリガーポイントについては、また改めて記事にします。
 
 

足アーチを整えるゴルファー向けインソール

 
どんなスポーツにも言えることですが、ゴルフは踏ん張る力というのはとても大切です。
 
セルフケアやセルフトレーニングはもちろん必要ですが、そこに加えて、ゴルフシューズに足に合うインソールを入れることをおすすめします。
 
以下におすすめの既製インソールをご紹介します。
 
 
 
 

まとめ

 
ゴルファーが足裏を整えることはとても大切です。
 
筋力をつける、スイングを変える、ゴルフクラブを買い直すなど、確かにこれで飛距離が伸びたりすることもあります。
 
ただその前に、足裏を整え、正しい足アーチを作ってみてください。
 
そして、スイング時の足裏の体重移動の変化を意識して練習をしてみてください。
 
これだけでも随分と違うはずですよ。
 
身体に負担の少ないヘルシーゴルフをしましょう!
 
それでは、参考になれば幸いです。
 
 
 

スポンサーリンク



シェアをお願い致します!


日経ヘルス 2017年10月号

女性誌である「日経ヘルス」さんの2017年10月号で、

・肩こり
・腰痛
・脚のむくみ
・腕の疲れ

この4症状に対するセルフケア方法について、指導・監修をさせていただきました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

井上 直樹

リハビリテーションコンサルタントの井上です。

コンサルタントとはその道のプロが助言や指導をするという意味です。

リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。
リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。

コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。

どうぞよろしくお願いします。