『手首の痛み』を引き起こす代表的な8つの筋肉とトリガーポイント

手首の痛みの原因となる8つの筋肉とトリガーポイント

スポンサーリンク




理学療法士の井上(@Rehacon)です。
 
 
手首の痛みは普通に生活をしていればあまり起こることのない痛みかもしれません。
 
しかし、同じ場所に繰り返し負担のかかるスポーツをしていたり、同じ動きを繰り返す仕事をしていたりすると手首に関連痛を引き起こすことがあります。

ちなみに私は、間違ったゴルフスイングのし過ぎにより、TFCC損傷という手首の怪我を過去にしました。

【関連記事】
その手首の痛みはもしかしたら『三角線維軟骨複合体損傷』かもしれません。原因や症状・治療方法について解説します。

 
手首に関連痛を引き起こす原因となる筋膜や筋肉は数多くあります。
 
今回は、手首の痛みを引き起こす原因となる、主要な8つの筋肉とトリガーポイントについて解説をしていきます。
 
専門用語が多くなりますが、ご了承ください。
【関連記事】
 
 


スポンサーリンク



 
 

手首に痛みを引き起こす8つの筋肉とトリガーポイント

 

手首の前側に痛みを引き起こす原因となる筋肉

  1. 橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)
  2. 尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)
  3. 母指対立筋(ぼしたいりつきん)
  4. 円回内筋(えんかいないきん)
 

手首の後ろ側に痛みを引き起こす原因となる筋肉

  1. 長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)
  2. 短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)
  3. 尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんしんきん)
  4. 肩甲下筋(けんこうかきん)

 

これで全て網羅されるわけではありませんが、私の経験上、この8つの筋肉がトリガーポイントを作りやすく、手首の痛みに影響していることが多いです。

それでは、以下にそれぞれ説明をしていきます。

 

橈側手根屈筋

 
橈側手根屈筋 手関節の掌屈 手関節の橈屈 
 
起始:上腕骨外側上顆
停止:第2〜3中手骨底(掌側)
作用:手関節の掌屈・橈屈
神経支配:正中神経
 

トリガーポイント

 橈骨手根屈筋トリガーポイント

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は手首の全域に影響します。手根管症候群と症状は似ていますが、指の痺れや痛みはありません。
 
 

尺側手根屈筋

 
尺側手根屈筋 手関節の掌屈 手関節の尺屈
 
起始:(上腕頭)上腕骨内側上顆 (尺骨頭)肘頭・前腕筋膜・尺骨後縁
停止:豆状骨・豆中手靭帯・第5中手骨
作用:手関節の掌屈・尺屈
神経支配:尺骨神経
 

トリガーポイント

尺側手根屈筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、手首の小指側に引き起こします。
 
 

母指対立筋

 
母指対立筋 母指の対立 母指の屈曲
 
起始:屈筋支帯・大菱形骨
停止:第1中手骨
作用:母指の対立・屈曲
神経支配:正中神経
 

トリガーポイント

母指対立筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、親指全体と手首の親指側に引き起こします。
 
 

円回内筋

 
円回内筋 前腕の回内
 
起始:(上腕頭)上腕骨内側上顆・内側上腕筋間中隔 (尺骨頭)尺骨鈎状突起
停止:橈骨前面の中央〜外側面
作用:前腕の回内
神経支配:正中神経
 

トリガーポイント

円回内筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、手首の親指側に引き起こしますが、深い位置の深部痛が特徴です。
 
 

長橈側手根伸筋

 
長橈側手根伸筋 手関節の背屈 手関節の橈屈
 
起始:上腕骨の外側縁・外側上顆
停止:第2中手骨底(背側)
作用:手関節の背屈・橈屈
神経支配:橈骨神経
 

トリガーポイント

長橈側手根伸筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、主に肘の外側になりますが、続いて手首の親指側〜親指と人差し指の間に関連痛を引き起こします。
 
臨床上「親指が痛い」と言われる方が多いです。
 
 

短橈側手根伸筋

 
短橈側手根伸筋 手関節の背屈 手関節の橈屈
 
起始:上腕骨の外側上顆・輪状靭帯
停止:第3中手骨底(背側)
作用:手関節の背屈・橈屈
神経支配:橈骨神経
 

トリガーポイント

短橈側手根伸筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、手首の後ろ(甲側)全体に引き起こします。手首の甲側に痛みを引き起こす関連痛パターンでは一番多い筋肉になります。
 
 

尺側手根伸筋

 
尺側手根伸筋 手関節の背屈 手関節の尺屈
 
起始:(上腕頭)上腕頭外側上顆 (尺骨頭)尺骨
停止:第5中手骨底(背側)
作用:手関節の背屈・尺屈
神経支配:橈骨神経
 

トリガーポイント

尺側手根伸筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、手首の甲側・小指側に引き起こします。
 
 

肩甲下筋

 
肩甲下筋 肩関節の内旋 肩関節の水平屈曲
 
起始:肩甲骨の肩甲下窩
停止:上腕骨の小結節
作用:肩関節の内旋・水平屈曲
神経支配:肩甲下神経
 

トリガーポイント

肩甲下筋トリガーポイント
 

【関連痛パターン】

この筋肉の関連痛は、肩の後ろ側から腕の後ろ側に引き起こし、続いて手首の甲側全体に引き起こします。
 
 

トリガーポイント療法/筋膜リリース

 
  • 上記トリガーポイント画像にある✖印を一定の圧力で30秒圧迫+30秒解放を何回か繰り返す。
  • ✖印を一定の圧力で30秒グリグリゆっくりと動かす+30秒解放を何回か繰り返す。
  • 上記に示した筋肉に対して、親指や手のひら、ゴルフボール、テニスボール、トリガーポイント用のボール、フォームローラーなどを使用して一定の圧力で、ゆっくりと動かす。
 
圧迫したりグリグリ押すには、親指や指の関節、ゴルフボール、テニスボール、トリガーポイント用のボールなどを使用して行うと効果的です。
 
 
これで手首の痛みが軽減する場合には、セルフケアとして継続してみてください。
 
 

まとめ

 
手首に痛みを引き起こす代表的な8つの筋肉とトリガーポイントについて解説をしましたが、いかがでしたでしょうか。

手首に痛みを起こす原因は多岐に渡りますが、筋膜や筋肉に作られるトリガーポイントが原因ということも多く経験します。

なかなか治らない場合などは、自らセルフケアも可能ですので、こちらの記事を参考にしてみてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

 
 

おすすめ書籍

 
以下の2冊は一般向けに筋膜性疼痛症候群研究会(MPS研究会)でもおすすめしている書籍です。
 
 
以下の書籍は個人的におすすめしたい3冊です。

トリガーポイントを簡易的に理解できるものや、筋肉の絵やトリガーポイント、セルフストレッチや筋力トレーニングも丁寧に説明されています。

 
 

筋膜リリースの本を読むなら「竹井 仁」先生の本がおすすめです。

筋膜博士と呼ばれるくらい筋膜では有名な先生であり、TVなどにも数多く出演されている方です。

私も持っていますが、こんなに充実した内容でこの価格は破格です。

超絶おすすめ一般書ですよ。

 
 

手首・トリガーポイント関連記事

 

SNSのフォローも気軽にどうぞ!

【Facebook】
・閲覧、シェア中心
※申請時は一言メッセージをお願い致します。

【Facebookページ】
・ブログ更新情報中心

【Twitter】
・ブログ更新情報、様々なことをつぶやいています。SNSでは一番活用しています。

【Instagram】
・飲食関係、ゴルフ等々、趣味投稿中心

 


スポンサーリンク



シェアをお願い致します!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

井上 直樹

リハビリテーションコンサルタントの井上です。 コンサルタントとはその道のプロが助言や指導をするという意味です。 リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。 リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。 コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。 どうぞよろしくお願いします。