『指の痛み・痺れ』を引き起こす代表的な6つの筋肉とトリガーポイント

指の痛みと痺れを引き起こす代表的な6つの筋肉とトリガーポイント

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理学療法士の井上(@Rehacon)です。
 
 
指の痛みや痺れがあると首が原因と診断されることが多いですが、実際は首が原因ではないことがよくあります。
 
首が原因のこともあります。
首が原因と言われて、首を治療していてもなかなかよくならない場合は、ここで紹介する筋膜・筋肉に癒着が起きていることが考えられ、痛みや痺れの原因の1つとなります。
 
今回は指の痛みや痺れを引き起こす、代表的な6つの筋肉とトリガーポイントについて解説をします。
 
筋膜やトリガーポイントのことがよく分からないという方は、以下の記事を先にお読みいただくと理解が深まります。
 
 

 
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指の痛みを引き起こす代表的な6つの筋肉とトリガーポイント

 
  1. 浅指・深指屈筋(せんし・しんしくっきん)
  2. 背側骨間筋(はいそくこっかんきん)
  3. 広背筋(こうはいきん)
  4. 前鋸筋(ぜんきょきん)
  5. 小指外転筋(しょうしがいてんきん)
  6. 鎖骨下筋(さこつかきん)
 
この6つが代表的な筋肉となります。
 
それぞれを以下に解説をしていきます。
 
専門用語がたくさん出てきますがご了承ください。
 
 

浅指・深指屈筋

 

浅指屈筋

浅指屈筋 第2~5指の屈曲(PIP・DIP) 手関節の掌屈

起始:上腕骨・尺骨・橈骨

停止:第2〜5指中節骨
作用:第2〜5指の屈曲(PIP関節)、手関節掌屈
神経支配:正中神経
 

深指屈筋

深指屈筋 第2~5指の屈曲(PIP・DIP) 手関節の掌屈
 
起始:尺骨
停止:第2〜5指末節骨
作用:第2〜5指の屈曲(DIP関節)、手関節掌屈
神経支配:正中神経
 
 

トリガーポイント

 浅指屈筋・深指屈筋トリガーポイント 浅指屈筋・深指屈筋トリガーポイント
 

関連痛パターン

浅指・深指屈筋は前腕部のインナーマッスルとなり、手掌から中指・薬指・小指にかけて引き起こします。
 
鑑別すべき疾患は上腕骨内側上顆炎手根管症候群となります。
 
 

背側骨間筋

 
背側骨間筋 第2~5指の外転
 
起始:中手骨
停止:基節骨の骨底
作用:第2〜5指の外転
神経支配:尺骨神経
 
 

トリガーポイント

 背側骨間筋トリガーポイント 背側骨間筋トリガーポイント
 

関連痛パターン

第一背側骨間筋の関連痛パターンは、示指を中心として手背全体と小指に引き起こします。第二背側骨間筋は中指に関連痛を引き起こします。
 
鑑別すべき疾患としては、頚椎6番の神経根症状や腕神経叢の絞扼障害となります。
 
 

広背筋

 
広背筋 肩関節の伸展 
 
肩関節の内旋 肩関節の内転
 
起始:第6胸椎〜第5腰椎棘突起、仙骨、腸骨
停止:上腕骨の結節間溝
作用:肩関節の伸展・内旋・内転
神経支配:胸背神経
 
 

トリガーポイント

 広背筋トリガーポイント 
 

関連痛パターン

肩甲骨の下周囲から上腕部の後面・手の甲側の小指と薬指まで波及します。広背筋は大きい筋肉で様々な筋肉と関連してきます。特に大円筋や肩甲下筋とは関わりが強い筋肉となります。
 
 

前鋸筋

 
前鋸筋  肋骨の挙上
 
起始:第1〜8肋骨
停止:肩甲骨内側縁
作用:肩甲骨の前進・上方回旋、肋骨の挙上
神経支配:長胸神経
 

 

トリガーポイント

 前鋸筋トリガーポイント
 

関連痛パターン

胸部の側面、腋窩の下に起こり、上腕部から尺側全域、手指の内側まで波及することがあります。
 
肋間神経痛や肋軟骨炎などが鑑別すべき症状となります。
 
 

小指外転筋

 
小指外転筋 小指の外転
 
起始:豆状骨
停止:小指の基節骨
作用:小指の外転・屈曲(MP関節)
神経支配:尺骨神経
 
 

トリガーポイント

 小指外転筋トリガーポイント
 

関連痛パターン

小指の外側全域に引き起こします。
 
 

鎖骨下筋

 
鎖骨下筋 
 
起始:第1肋骨及び肋軟骨
停止:鎖骨外側
作用:鎖骨を前方に引く・下制
神経支配:鎖骨下筋神経
 
 

トリガーポイント

 鎖骨下筋トリガーポイント
 

関連痛パターン

肩関節の前方から前腕橈側部に引き起こし、親指・人差し指・中指にまで波及します。
 
 
 

トリガーポイント療法/筋膜リリース

 
  • 上記トリガーポイント画像にある✖印を一定の圧力で30秒圧迫+30秒解放を何回か繰り返す。
  • ✖印を一定の圧力で30秒グリグリゆっくりと動かす+30秒解放を何回か繰り返す。
  • 上記に示した筋肉に対して、親指や手のひら、ゴルフボール、テニスボール、トリガーポイント用のボール、フォームローラーなどを使用して一定の圧力で、ゆっくりと動かす。
 
圧迫したりグリグリ押すには、親指や指の関節、ゴルフボール、テニスボール、トリガーポイント用のボールなどを使用して行うと効果的です。
 
 
これで指の痛みや痺れが軽減する場合には、セルフケアとして継続してみてください。
 
 

まとめ

 
指に痛みや痺れを引き起こす原因となる筋肉とトリガーポイントについて解説をしましたが、いかがでしたでしょうか。

指に症状が出ると首が原因とよく診断されがちですが、臨床所見と一致せずに首が原因ではなかった。ということが少なからずあります。

ここで説明した筋筋膜が原因であるというケースも多いですので、是非参考にしていただけたらと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

 
 

おすすめ書籍

 
以下の2冊は一般向けに筋膜性疼痛症候群研究会(MPS研究会)でもおすすめしている書籍です。
 
 
以下の書籍は個人的におすすめしたい3冊です。

トリガーポイントを簡易的に理解できるものや、筋肉の絵やトリガーポイント、セルフストレッチや筋力トレーニングも丁寧に説明されています。

 
 

筋膜リリースの本を読むなら「竹井 仁」先生の本がおすすめです。

筋膜博士と呼ばれるくらい筋膜では有名な先生であり、TVなどにも数多く出演されている方です。

私も持っていますが、こんなに充実した内容でこの価格は破格です。

超絶おすすめ一般書ですよ。

 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

井上 直樹

リハビリテーションコンサルタントの井上です。 コンサルタントとはその道のプロが助言や指導をするという意味です。 リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。 リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。 コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。 どうぞよろしくお願いします。