先日、まだ介護保険をお持ちでない、地域住民の方(60〜70代)を対象に、ミニ講座ということでお話をしてきました。
タイトルは、
足腰の痛みを予防して健康長寿を目指しましょう
記事タイトルと同じですね。
専門家に話すセミナーはたくさんあります。でも、専門家ではない方々へ専門家が話す機会は意外とありません。
今回はとても良い機会をいただけたので、お話をしてきました。
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このテーマを選んだ理由
元々講師依頼を受けた時に「家庭でできるリハビリ」というテーマをいただきました。
対象が介護保険をお持ちでない方々だったということもあり、「予防」をテーマにお話をすることにしました。
個人的には、足元(足部)を整えることはとても大事だと考えています。
- 足元は解剖学的にどのようになっているのか
- どんな機能があるのか
- どんなセルフケア・トレーニングをしたらいいのか
ということを、ざっくりと要点をまとめてお話しさせていただき、そこから関連してくる膝や腰のこともお話ししました。
1時間という短い時間でしたので、だいぶ盛り込んでしまった感は否めなかったですね。反省です…
簡単な実技も取り入れました
足部・膝関節・股関節・腰に関わる話をしてから、そこに付随するセルフケア・トレーニング方法の簡単な実技も行いました。
みなさん、熱心に行っていただいて、色々痛みに対してのご相談なども合わせて行いました。
およそ30名の方々がいましたが、そのうち20名以上は足腰が痛い、通院しているという方々がいました。
やっぱり病気云々の前に、足腰が悪いという方は非常に多いですね。
早め早めの予防が改めて大切だと感じました。
質問の量はすごかった
講義中に部位毎の説明をして、その度に質問を受け、最後の質問タイム、終わってからの質問とかなりたくさんの質問をいただきました。
これは良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、自分の身体とちゃんと向き合っているという点では非常によかったと思います。
みなさん健康に気遣っている方々ですので、質問は活発でした。
「理学療法士」という存在を知ってもらうことが大事
今回、講師依頼を受けて、受けるかどうするかかなり悩みました。
というのも、今現在、日常業務がかなり激務ということもあり、正直余裕もあまりなかったからなのですが、地域住民の方々に「理学療法士」という存在を知っていただくよい機会でしたので受けることにしました。
今回講義をして改めて感じたことですが、理学療法士や作業療法士が予防分野に密に関わることはとても重要であるということ。
今回たくさん質問をいただきましたが、理学療法士がその質問に答えるということはもちろんできるし、予防するためのセルフケア・セルフトレーニングもアドバイスできます。
もっともっと活躍できる場があると本当に思いました。
もっと外に飛び出していかないといけませんね。
最後に
今回依頼をしていただいた施設関係者の皆様、本当にありがとうございました。
理学療法士や作業療法士が病院だけに留まらず、もっと外で活躍できる場所は本当に多いと思います。
そのためにはもっと啓発もしていかないといけないんでしょうね。とても勉強になりました。
こういう機会を大事に、今後も依頼があれば積極的に受けていこうと思います。
地域住民向け、施設関係者向け、介護予防分野などの講師依頼があれば是非お問い合わせください。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健康長寿・健康予防関連のおすすめ書
最近読みましたが、とても良書です。
著者の園部先生は入谷式インソールでも名の知れた方ですが、予防関連の一般書では凄く良い本だと思います。
是非参考にするといいと思います。
近いうち書評も書きたいと思います。
園部俊晴 運動と医学の出版社 2017-02-15
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