療法士は理解しておく必要があります。リハビリは『量から質』の時代へ。


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みなさん、こんばんは。
PT井上(@Rehacon)です。

 
たまにはこんな記事もいいかなと思い、サクッと読める記事を書くことにしました。
 
 
先日の日経新聞において、2017年春から「過剰なリハビリの削減」が実施されると出ていました。
 

 
次期、医療・介護同時改定で大幅な転換期を迎えるかもしれません。
 
【key word】過剰なリハビリの削減・量から質・数値化・予防・自費
【対象者】理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士
 

日経新聞から引用します

 
厚生労働省は病院での過剰なリハビリの削減に乗り出す。

患者に長い時間のリハビリを実施したにもかかわらず効果が出ていない場合、2017年4月から1日あたりの実施時間を制限し、病院が受け取る診療報酬を最大3分の1減らす。

医療費の伸びを抑えるとともに、患者の体や費用の負担を減らす狙いがある。

 
 
結局のところ、効果がはっきり分かるように数値化しなさい。
 
数字上、効果が認められなければ大幅に診療報酬をカットするよ。
 
っていうことです。
 
これについては、今回の診療報酬改定でも同じですね。
 
数値化=FIMのデータ
 
 
これをやってない医療機関はすぐにFIMを始めた方がいいです。
 
FIMの蓄積は次回の医療・介護同時改定で間違いなく必要なデータとなります。
 
デイサービスも、次回介護報酬改定では質的な評価をするといわれています。
 
リハビリ特化型のデイサービス事業者もFIMデータをとっておくことをオススメしますよ。
 
 

逆にチャンスがきたとも考えられる

チェンジ

 
ある意味、保険内での診療は守られています。

療法士はこの保険に守られてきました。

守られていると、攻める能力が落ちると思います。あぐらをかいちゃうということです。

そんな療法士は多いです。

今後、質的評価へ移行すれば単純に、
 

医療保険によるリハビリの削減
入院期間の短縮
介護保険へ移行
介護保険も削減される
保険外(民間)
 
 
こういうサイクルになるのは必然です。
 
つまり、保険内でガチガチにリハビリできてたものができなくなるわけですから、外に行くしかなくなるわけです。
 
知識・技術がある療法士は独立して自費でやればチャンスがあるんじゃないかなぁ。と思うわけです。
 
やはり「予防」です!
 
予防分野に療法士はガンガン参入するのがベストだと思います!
 
これまであぐらをかいてきた療法士は淘汰される時代がすぐそこまできましたね。
 
 

まとめ

 
ここまで書いてきて、本当に自分自身さらなる向上を追い求めないとかなり厳しくなるなぁと実感します…
 
でも発想の転換で、頑張れば頑張った分ほど差別化が図れるとも思います。
 
やるしかないってことです。
 
療法士の自費での起業はどんどん活発になるかもしれませんね。
 
お金を払わなくて済むわけですから、行政的にもありがたいことなんじゃないでしょうか。
 
療法士の起業が増えれば、専門家がもっと身近になるわけですので、クライアントさんにもメリットがあると私は考えますが、みなさんはいかがでしょうか?
 
たまにはこんなコンテンツもいいかなぁと思い、自分に言い聞かせてる側面もありただただ素直な気持ちを書いてみました。
 
療法士のみなさん!頑張りましょうよ!
 
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 
 

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1件のコメント

やっとこの時代が来ました。
ひたすらに質を求めて患者さんにプラスになることを考え、身を粉にして働いてきましたが!
セラピストが選ばれる時代!
まさに大航海時代です!笑

そのためにはもっともっと勉強していかないとですね。
明日また診療報酬改定の勉強会に行ってきます。その前にリハコンさんの記事を復習で勉強させていただきます!

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井上 直樹
(同)Relate・(同)ALLMERU代表社員/理学療法士の井上直樹です。 このサイトでは一般の方に向けたリハビリの基本的な情報発信を行っております。また、不定期ですが雑誌や新聞などのマスメディア・WEB上のメディアにも情報提供を行っております。リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。リハビリに関わるコンサルティング事業を展開しております。お仕事依頼もお気軽にお問合せくださいませ。