医療をもっと身近に。新しい医療システム『遠隔診療・遠隔医療』とは。


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 PT井上(@Rehacon)です。

 
 
『遠隔医療・遠隔診療』という言葉を聞いたことがありますか?
 
最近、メディアで見かけることが多くなってきました。
 
これまではへき地など以外では「原則禁止」とされていた遠隔診療。
 
しかし厚労相より通達があり、事実上の「解禁」となったようですね。
 
個人的に遠隔医療については、「医療の新しい形」だと私は思ってます。大賛成派です。
 

 
少なくとも海外ではもうすでに行われている方法です。
 
今回は、メディアでも紹介されている遠隔医療にフォーカスをあててみます。
 

遠隔医療とは

 
遠隔医療とは、直接対面せずに通信技術を用いて、診断・診療等の医療に関わる行為や在宅健康管理等の保健に関わる行為を行うこと。

定義上、患者さんに対する電話やメールサポートも遠隔医療の概念に含まれる。

※引用 :Med safe.Net  医療安全推進者ネットワーク
 
 
この遠隔医療いいですよねぇ。

特にクリニックに通院する方の多くは薬だけをもらいに行ったりする人が相当数います。

 
そんな中、自分もそうですし、家族や周りの方々とみんな診察の待ち時間は不満に思ってます。
 
病院に行って治療を受けるのにストレスで消耗しているわけです。
 
本末転倒ですよね。
 
 
そんな中新しいサービスが生まれてきています。
 
 

CLINICS(クリニクス)

 
引用画像:CLINICS
引用画像:CLINICS
『医療をもっと便利に、もっと身近に』
 
  • 自宅・職場などから
  • 予約・問診
  • 診察
  • 薬・処方箋の配送
  • お会計はキャッシュレス

 

引用画像:CLINICS
引用画像:CLINICS
病院での待ち時間、通院のために仕事や学校を休むなど通院までの大変なプロセスが便利になります。
 
お会計での無駄な待ち時間も削減できます。

引用画像:CLINICS
引用画像:CLINICS
 
 
 

ポケットドクター

 
引用画像:ポケットドクター
引用画像:ポケットドクター
 
『いつでもどこでもそばに医師がいる』
 
こちらのサービスはアプリを使用するようです。
 
医療現場の医師たちの声から生まれたサービスです。素晴らしい!
 
 
  • 電話・ビデオ通話で健康相談
  • 医師のプロフィールを確認して医師を選ぶことが可能
  • 予約日を選べる
  • 病院に行くべきか悩む時など、ちょっとした相談が可能
 
素晴らしいサービスです。

引用画像:ポケットドクター
引用画像:ポケットドクター
 
2016年4月よりサービスがスタートしています。
 
 
 
 

今後の課題

 
この遠隔診療、素晴らしいサービスですが、課題もあります。

注意が必要なのは、対面診療で聴診や画像所見、理学的所見が必要なケースであったり、便利なものであるが故に「診療の質」が疎かになるのではないかとうい点が危惧されているようです。

あとは、収益の問題があるようですね…

こういう課題は残されているものの、今後の医療の新しい形になることは間違いないでしょうね。
 
 

遠隔リハビリテーションシステム

 
これは1つの例です。
 
多くの医療サービスは都市部に集中しており、都市部から離れた過疎地域での医療サービスの充実・提供が望まれています。
 
例えば病院内の理学療法士や作業療法士がリハビリテーション機器に動作を教示し、インターネットを介して在宅患者さんが、教示動作に従って自宅にある同じリハビリテーション機器を用いてトレーニングを行うシステムが挙げられます。

※引用:健康長寿ネット
 
 
これ以外にも色々と考えられます。
 
  1. 自宅内の環境が見て分かれば、動作に応じて家屋環境をどう変えるべきかアドバイスできます。
  2. 片麻痺などの障害があることで、どのように動くと楽なのか、負担が少ないのかアドバイスできます。
  3. その他拘縮の予防方法など各介護相談も受けられます。
  4. 予防分野であれば、運動の量や質のアドバイスができます。
  5. 痛みの部位に応じて、ストレッチなどのセルフケア方法やセルフトレーニング方法のアドバイスができます。
 
等々、色々とできそうですよね。
 
医療的なリハビリテーションでは医師の指示が必要になりますので、医師と連携することが大切ですが、予防分野では理学療法士として名乗って起業しても問題ないですし、もっと幅広いサービスの展開ができそうです。
 
 
もっと専門家を身近に。
 
かかりつけ理学療法士。
 
 
面白いと思います。
 
 

まとめ

 
この遠隔医療は、医療費削減・介護費削減・クライアントさんにも医療サイドとしてもWin-Winの関係になります。
 
遠隔診療だけでなく、遠隔リハビリテーション含めた「遠隔医療」が広まっていくことを期待します。
 
仕事で忙しい人などは試す価値ありそうですよ。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
 

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井上 直樹
(同)Relate・(同)ALLMERU代表社員/理学療法士の井上直樹です。 このサイトでは一般の方に向けたリハビリの基本的な情報発信を行っております。また、不定期ですが雑誌や新聞などのマスメディア・WEB上のメディアにも情報提供を行っております。リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。リハビリに関わるコンサルティング事業を展開しております。お仕事依頼もお気軽にお問合せくださいませ。