「運動器検診」これは素晴らしいです。2016年全国の小中学生の健康診断に追加されます。


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みなさんこんにちは。
PT井上(@Rehacon)です。

先日「毎日新聞」の記事で紹介されていたのでご紹介というか、是非覚えておいていただきたいことですので記事にします。

これは「長野県松本市」がモデルになっています。

今回松本市では小中学生を対象として行われていますが、今後は必ず高齢者ならず成人の検診に取り入れるべき内容です。

ちょっと生意気な意見もしますが、「あぁそうですか」くらいの気持ちで読んでください。

運動器検診とは

まずはどんなものか毎日新聞より引用します。
➡引用元:毎日新聞

「床にかかとを付けたまましゃがめるか」「屈伸時に肘や腰に痛みはないか」−−。2016年度から、全国の小中学生の健康診断項目に「運動器」が加わる。13年からモデル事業などに取り組んできた長野県松本市はこのほど、検診シミュレーションや先行校の事例発表をした。県内では大都市部以上に子供たちの「運動過多」と「運動過少」の二極化が著しいとの指摘もあり、症状の早期発見・早期対策への効果が期待されている。

来年より全国の小中学生の健康診断に「運動器」が加わります。

素晴らしいですねぇ。

「運動過多」とは運動のやりすぎということですが、やりすぎというよりは「うまく体の使い方を指導できる人がいない」ということもあるでしょう。

なかなかここに医療関係者が関わるのは困難です。これは問題ですね。

「運動過少」これはもう今や「インターネットの普及」や「ゲームの進化」などが挙げられるでしょうね。

確かに公園で遊ぶ子供はだいぶ減っているように思います。

これはそもそも運動してないのですから、運動器機能が衰えるのは当然ですね。

ではまず運動器とは何かご説明します。

 

運動器とは

だいたい想像はつくかもしれませんが、「骨・関節・筋肉・神経」これらの総称になります。

人間の体は骨や関節、筋肉は常に「連動・連携」して動いています。

つまり、骨にどこか異常があれば筋肉や関節はうまく動かないのです。

 

運動器検診ではどんなことをやるのか

まずしゃがむ姿勢と前屈をチェック。両腕の曲げ伸ばしや上半身を前後に曲げたとき、痛むところはないかを学校医が尋ねた。

先行校として6月に5年生全員の検診をした小学校の養護教諭は「身体が硬い(しゃがむと転ぶ、または前屈で床に手が届かない)児童が26.7%おり、肘の痛みなどで精密検査が必要と判断された子は4.1%だった」と報告した。

この結果を受けて、体育の授業にストレッチを取り入れるなどの工夫をしているという。

運動器検診導入の狙いについて、文部科学省学校健康教育課は「子供の運動状況は二極化が進んでおり、その能力や障害など四肢の状態を把握する必要があると判断した」と説明する。

小中学生なのに肘の痛みなどで精密検査が必要な子が4.1%もいたみたいですね。

う~ん、これはやはり問題ですねぇ。

日々ゲームなどばかりで外で遊ばない子であれば、突然体育の授業で運動したらそれは痛めますよね。

ちょっと痛いくらいでは気にしないかもしれませんが、強い痛みを感じたらその時は重症化している可能性があります。

やはり予防が大事だと私は思うんです。

  • 体育の授業開始時はルーティンでストレッチや準備体操をする習慣をつける。
  • 体育の先生はもっと医学的なことを勉強するべき。
  • 体育の先生用に「体の基礎」、「体がどう動くかの仕組み」を学ぶ場を作る。

 

等々、考えれば色々ありそうですけどそれぐらい重要だということです。

「解剖学」・「生理学」・「運動学」の基礎的なところは知る必要があるように私は思います。

 

今後の課題

フォーラムでは、松本大人間健康学部の岩間英明准教授が「県内でも基本的な運動能力は低下傾向にある。

運動をする子も早くから特定のスポーツばかりに取り組み、能力が偏るケースが目立つ」と指摘。

整形外科の前田敏明医師は「過度な運動による疲労骨折や椎間板(ついかんばん)ヘルニア、野球肘といった小中学生が多数来診する。

早く発見して適切な処置をしないと、一生痛みが残る恐れもある」と警鐘を鳴らした。

そう、異常は早期発見に限ります。

体の動きを見ていれば何となくどこがおかしいか「動作分析のプロ」である理学療法士なら分かります。

動作分析だけで言えば医師よりも詳しいです。間違いなく。

毎日仕事で動作分析してますからね。

「何となくここが痛そうだ」、「何となく動きが変だ。どこどこが悪いかもしれない」これに気づくことが重要ですね。

今後はこの「運動器検診」に理学療法士が絶対関わるべきです。

そして、小中学生だけではなく成人の検診や高齢者の検診でも「運動器検診」絶対入れるべきと私は考えます。

「介護予防」にもなりますし、「健康予防」にもなりますからね。結果的に「医療費・介護費削減」につながります。

とまあ、偉そうなことを書いてしまいました。

これは5年後には普及する活動だと私は感じています。

とてもいい活動ですので、普及してほしいです。

参考になれば幸いです。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

井上 直樹

リハビリテーションコンサルタントの井上です。

コンサルタントとはその道のプロが助言や指導をするという意味です。

リハビリについての適切な情報発信は現在少ないのが現状です。
リハビリのことはリハビリの専門職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士)が情報発信するべきだと考えています。

コンセプトは誰にでも理解できるように分かりやすく解説していくことです。

どうぞよろしくお願いします。