理学療法士の井上(@Rehacon)です。
①介護予防の鍵となる筋肉『脊柱起立筋』の概要と筋膜リリース・ストレッチ・トレーニング方法
②介護予防の鍵となる筋肉『腸腰筋』の概要と筋膜リリース・ストレッチ・トレーニング方法
③介護予防の鍵となる筋肉『大腿四頭筋』の概要と筋膜リリース・ストレッチ・トレーニング方法
目次
大殿筋・中殿筋の概要
- お尻全体にある筋肉である
- 立ったり、歩いたりするのに重要な筋肉である
- 腰痛の原因になることもある
大殿筋
中殿筋
大殿筋・中殿筋の主な機能
大殿筋・中殿筋の筋膜リリース
【方法】足裏全体からお尻までの筋膜リリース
- 横になり、足を持ち上げて踵を壁につける。
- 黄色の矢印方向へ足を伸ばし、伸ばしながら青矢印方向に足首を引く。
- お尻・足裏全体が伸ばされていると感じるところで、20~30秒間キープ。
【方法】中殿筋の筋膜リリース
写真では太ももの外側にグリッドフォームローラーをセットしていますが、中殿筋をリリースしたい場合は、もう少し上でお尻の外側にセットして行って下さい。
- 横向きになり、手のひらと前腕で床を支持する。
- グリッドフォームローラーをお尻の外側にセットする。
- ゆっくりと一定の圧力で前後にグリッドフォームローラーを動かす。
大殿筋・中殿筋のストレッチ
【方法】大殿筋のストレッチ
- 伸ばしたい方の足を逆側の膝上に乗せる。
- その状態をキープしたまま、足を持ち上げる。
- お尻が伸ばされていると感じるところで20秒間キープ。
【方法】中殿筋のストレッチ
- 床に座り、伸ばしたい方の足を逆側の足の外側に持っていき交差させる。
- 肘を膝の外側に持っていき、足を内側に押し当てる。
- お尻が伸ばされていると感じるところで20秒間キープ。
【方法】中殿筋のストレッチ
- 仰向けになり、伸ばしたい方の足を曲げて逆の手で支える。
- 床の方向へ押し込んでいく。
- お尻が伸ばされていると感じるところで20秒間キープ。
大殿筋・中殿筋の筋力トレーニング
【方法】大殿筋トレーニング
- 仰向けになり、台などの上に足を置き、逆の足は膝を立てる。
- 台に乗せた足を矢印方向に押し当てる。
- 押し当てたところで10秒間キープ。
【方法】中殿筋トレーニング
- 横向きになって、上の足は伸ばしたまま、下の足は膝を軽く曲げる。
- 上の足を伸ばしたまま、やや後ろに引き、上に持ち上げる。
- 1セット10回を目安に行う。
- 骨盤が後ろ(赤丸)に流れないように注意する。
【方法】中殿筋トレーニング
- セラバンドやゴムバンドを使う。
- 足に引っかけ、矢印の方向へ足を開く。
- 1セット10回を目安に行う。
大殿筋・中殿筋にできるトリガーポイントは腰痛の原因になる
特に中殿筋は腰痛と関連が強いため、早め早めの予防をしておくと効果的です。
以下の記事で詳細にまとめていますので、是非参考にしてください。
【関連記事】
●『腰痛』を引き起こす代表的な7つの筋肉とトリガーポイント
まとめ
お尻の筋肉は立位や歩行の安定にとても重要な筋肉です。
何となくでもこの筋肉がどのような筋肉で、どのように働いていて、どんなセルフケアをしたらいいのか理解しておくと、後々有効活用できると思います。
是非、参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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