みなさんこんばんは。
PT井上(@Rehacon)です。
このブログを立ち上げて、ここまでおよそ50記事くらいしか書いてませんが、時々コメントをいただけたり、お問い合わせをいただくことがありました。
- 記事を見て疑問に感じたこと
- 記事を見て聞きたいこと
- 日々リハビリをしていて疑問に感じること
- 健康予防などのことで聞きたいこと
質問内容
わかりやすかったです!ありがとうございました。
タバコの害として、喫煙することで肺が硬くなり、膨張しなくなるために胸郭も硬くなってより呼吸しにくい負のスパイラルに入ることも考えられますか??
私なりの見解
円背(えんぱい)の方は背中・腰の筋肉や筋膜が伸びきってしまっているので、筋力や筋出力(筋力を発揮する力)が低下しています。
つまり、背中や腰の筋力をトレーニングすることは重要で、結果的に姿勢が修正されることが期待できます。
また、背中や腰の逆の作用をするお腹周りの筋肉は「短縮傾向」になります。
お腹周りの筋筋膜については、筋力をつけるトレーニングというよりもストレッチやマッサージをしてあげると有効だと考えます。
肺の膨らみが減少することで胸郭の機能が最大限に使われないために胸郭も硬くなり、結果的に呼吸が浅くなるということは実際に考えられます。
私は、普段の臨床で呼吸器疾患があるない関係なく、必ず「胸郭の柔軟性」をチェックします。
胸郭の柔軟性が低下していると腰痛の原因になるという研究報告も多数あります。
また、胸郭の柔軟性低下 → 胸椎の動きが制限されやすくなる → 寝返りなどの動作制限 → 日常生活動作の制限 という負のスパイラルを起こすことも考えられますね。
日頃から深呼吸を促し、肺を最大限膨らませてあげることや胸郭の柔軟性を維持すること、呼吸筋の柔軟性を維持することは健康長寿・健康予防という観点からもとても重要であると考えています。
とても丁寧でわかりやすい回答ありがとうございます!!!!
以前行った勉強会で、腹筋のストレッチ(今思えばいい腹筋膜のリリースをしていたんですね)をした後、長座体前屈のリーチ範囲が広がったことを思い出しました!やはり身体は繋がってるんですね…(^^;;
背中だけでなく、お腹周りも幅広く診ていくことが大事だと再確認させていただきました!
ありがとうございます。
胸郭と腰痛の関連性、調べてみようと思います!
とても丁寧でわかりやすい回答ありがとうございます!!!!
以前行った勉強会で、腹筋のストレッチ(今思えば腹筋膜のリリースをしていたんですね)をした後、長座体前屈のリーチ範囲が拡がったことを思い出しました!やはり身体は繋がってるんですね…(^^;;
背中だけでなく、お腹周りも幅広く診ていくことが大事だと再確認させていただきました!
ありがとうございます。
胸郭と腰痛の関連性、調べてみようと思います!