ゴルフ理学療法
ゴルファー必見!もうゴルフは科学で考える時代。ゴルフに特化した『GPT Japan』をご紹介します。
理学療法士の井上(@Rehacon)です。
私は理学療法士ですが、
ゴルフフィジオトレーナー:Golf Physio Trainer
ゴルフフィジオセラピスト:Golf Physio Therapist
という認定資格も保有しています。
これらはそれぞれ、英語の頭文字をとって「GPT」「GPTH」と呼びます。
何をするのかというと、ゴルフに特化した理学療法になります。
細かく言うと、ゴルフスイングの分析から医学的に身体のどこにトラブルが起こりやすいかを評価します。
またさらに、そこから身体を痛めないスイングアドバイスやトレーニング方法、治療を行います。
但し、GPTはゴルフの専門家ではありません。
あくまでもゴルフに特化した身体の専門家です。
今後はティーチングプロなどと協力し合い、活躍していくことが期待されます。
今回はゴルフに特化した身体の専門家集団、「GPT Japan」のご紹介をしたいと思います。
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GPT Japanとは
ゴルフフィジオセラピーはヨーロッパを中心に世界8ヵ国において理学療法士を中心に、医師、トレーナー、ゴルフプロ選手やゴルフ指導者が学んでいます。
日本にこの教育を取り入れるため、理学療法士の字於崎先生が、ドイツと韓国で学び、日本に持ち帰ってきた認定資格です。
現在日本では、理学療法士のみを対象として認定資格のコースが開催されています。
このゴルフフィジオセラピーの日本支部がGPT Japanとなります。
どんなことができる資格なのか
- スイングを分析することで、身体にかかる負担を推測できます。
- 身体の痛みや硬さの原因を追究し、軽減することができます。
- 身体にかかる負担の少ないスイングを指導できます。
- 股関節や腰部などに障がいがある方でもゴルフができるようアドバイスすることができます。
- 再発を予防するための適切なエクササイズを指導することができます。
引用:GPT Japan
見ていただくと分かるように、スイング分析から身体にかかる負担を推測し、負担の少ないスイングを提案することができます。
そして、その人に合わせたトレーニング方法を提案することができます。
場合によっては、身体のケアも直接行うこともできます。
ゴルフのプロではありませんのでゴルフの指導はできませんが、理学療法士は身体のスペシャリストですので、ゴルフに特化したゴルフセラピーをご提供することができます。
このような考え方から、
ヘルシースイング
をコンセプトとしています。
資格制度
ゴルフフィジオトレーナー
↓
ゴルフフィジオセラピスト
↓
オフィシャルインストラクター
このような資格構成となっています。
現在、日本にはGPTがおよそ140名います。
上の画像だとちょっと見にくいので、詳しくは公式ホームページよりご参照ください。
私とGPTとの出会い
ゴルフスイングには数え切れないほどのスイング理論があります。
私自身もいくつスイング理論を試したか分かりません。
そんな中、両方の手首(外側)を痛めました。痛くて仕事にも影響が出てしまうほどであり、テーピングを巻いて仕事をしている時期がありました。
自分は理学療法士であり、身体の使い方で何とか改善しないものかと考えていたところ、GPTのことを知り、トレーナーコース2期の募集を見つけました。
直感的に「あっ、これだ!」と思い、迷わずに申し込んだのがきっかけです。
その後、トレーナーコース、セラピーコースと受講し、自らGPTスイングに着手しました。
現在手首の痛みはほぼありません。
原因は手首を使い過ぎてスイングのトップが深くなっていたことだと自分では考えています。
手首をコントロールするのではなく、トップの位置をコンパクトにすることで徐々に痛みがなくなりました。
現在もバイオメカニクスを考えたスイングを試行錯誤中です。
これからGPTに期待されること
タイトリストが主催している、TPIというゴルフに特化した資格があります。
TPIは比較的メジャーですが、日本においてのGPTはまだまだ認知度は低いと思います。
人数が少ないということが挙げられますが、これからはティーチングプロなどと協力しながら、ゴルファーの怪我を予防できる存在として、ケアできる存在として活躍していくことが望まれます。
最後に
GPT Japanのことについてご紹介させていただきました。
- 腰や股関節、肩、膝などに痛みがある、痛みのないヘルシースイングを習得したい。
- 生涯スポーツとしてゴルフをはじめたい。
このような方や興味を持った方がいれば是非ご連絡いただけると幸いです。
また、GPT公式ホームページにもお問い合わせが用意されています。
直接ご連絡することも可能です。
GPTにご興味のある理学療法士のみなさんへ
理学療法士のみなさんで、ゴルフをやっていた・やっているというクライアントさんを担当したことのある方も多いと思います。
私は整形外科クリニックにいた時、ゴルフをやっているクライアントさんがたくさんいました。
自分がゴルフをやらなくても、ゴルフをやる方への理学療法の1つとして勉強してみても面白いのかなと思います。
是非ご興味のある方はホームページを覗いてみてください。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
[…] 理学療法士でGTP である井上直樹先生や、脳梗塞の後遺症で右片麻痺(要介護3)のあるリハツーリズム(REHAT)の中田社長とタッグを組んで、障がいのある方はもちろん、体力が落ちてきた高齢者や腰痛、ひざの痛みなどさまざまな体に不自由を感じている方がゴルフを楽しめる方法を不具合に対応できるよう専門家と経験者を交えて実験してきます。 […]
[…] 理学療法士でGTP である井上直樹先生や、脳梗塞の後遺症で右片麻痺(要介護3)のあるリハツーリズム(REHAT)の中田社長とタッグを組んで、障がいのある方はもちろん、体力が落ちてきた高齢者や腰痛、ひざの痛みなどさまざまな体に不自由を感じている方がゴルフを楽しめる方法を不具合に対応できるよう専門家と経験者を交えて実験してきます。 […]