はじめに
皆さん、
エゴグラム
ご存知ですか?
エゴグラムとは、簡単に言うと「自分はどんな人間なのか」を知ることのできる性格診断です。
詳細な性格なんて分からないと思われるでしょうが、実際にやってみるとなかなかどうして、当たっていることが多いです。
複数の夫婦にもやってもらったのですが、まあ、みんな当たっていると驚いて、夫婦間は比較的性格が違うという結果になりました。お互い足りない部分を補いあっているということですね。
エゴグラムの結果をどう捉えるかは人それぞれですが、僕は自分の弱い部分もしっかり受け止めて行動するように「最近」しています。
自分のことって分かっているようで分かっていなかったり、分かってはいても「俺はこういう人間だから」と突っぱねたり。どこかで聞いたことのある言葉ですね 笑
こういうものを利用して、自分はどんな人間なのかを確認してみると面白いと思います。
意識して行動して、数ヶ月後にまたやってみてどう変化しているのかを確認していくことも面白そうですね。
[ad#adsense]
エゴグラムとは
まず、自我(エゴ)というのは、自分のこと・自己のことであり、哲学的にも定義されています。
哲学における自我は自己意識ともいい、批判哲学および超越論哲学において、自己を対象とする認識哲学のこと。
引用元:Wikipedia
つまり、客観的に自分の中にある自己意識を知ること、性格を知ることを簡易的に知ることができるのがエゴグラムです。
6つのタイプに分類される自我状態の役割
エゴグラムは私達の6つの心の領域がそれぞれどの程度のエネルギーや強さを持っているかということをグラフに表した性格分析方法の1つです。
周りからの刺激に対して、
- どのように反応しているのか
- どんな状態で反応しているのか
- 主に自分はどんな状態の時が多いのか
こういったことを知るための方法として開発されたものです。
- CP(批判的親)
- NP(保護的親)
- A(成人)
- FC(自由な子供)
- AC(順応の子供)
- RC(反抗の子供)
この6つの領域に分類されます。
この6つはそれぞれプラス面・マイナス面・不足した状態という3つの役割があります。
以下に、一部抜粋してご紹介します。
CP(批判的親)
プラス面:しつけをする、とても几帳面、理想が高い、リーダーシップがある。
マイナス面:口うるさい、押しつける、自己主張が強すぎる、攻撃的。
不足した状態:ルーズ、妥協しやすい、信念がない、判断力がない。
例えば、エゴグラムの結果、CPが一番数値が高い場合、規律が正しいことや秩序が整っていることを好みます。
自分でも規律を守ろうとしますし、物事に対してけじめをつけようとするタイプです。
プラス面としては、まとめる力があって、リーダーシップがあるといえますが、一方で、自分の考え方を押し付けたり、自己主張が強すぎて人の意見をあまり聞かないというマイナス面があるといえます。
逆にCPが一番低かった場合、CPの機能が十分に働いていないということになりますので、不足した状態といえます。
物事に対して、妥協しやすく信念がない、判断力がないということになります。
エゴグラムの実施方法
上記に説明した6項目に、それぞれ10個の質問があり、合計60個の質問があります。
ポイントは以下の通りです。
- 頭で深く考えないこと
- 直感で答えること
- 気軽にやること
- 素直に答えること
結果を気にしすぎて、深く考えたり、嘘をつかないことがポイントになります。
答えは、0〜3で、
その通り:3点
大体その通り:2点
ときにはそうである:1点
あまりない:0点
となります。
全てを答えたあと、6項目毎に何点だったか採点し、折れ線グラフにチェックをしていきます。
グラフの結果が自分の今のエゴグラムということになります。
今回は複数の人に協力して実践してもらいましたが、みんな当たっているとびっくりしていました。
こういうの特に女性は好きですよね 笑
エゴグラムの結果をどう活用するか
エゴグラムを素直に受け止めるか、別にこんなの当たってないからどうでもいいと思うかは人それぞれです。
おそらく、8割近くは当たってるんじゃないかなと思います。
僕自身は、折れ線グラフ的には波があまりなく、その中でもNPが一番高く、RCが一番低いという結果になりました。
優しくて大らか、親切で包容力があるというプラス面がある一方で、人の成長を妨げ、依存を助長し、わがままを許してしまうというマイナス面があります。
そして、不足した状態は、根性がなく、諦めっぽい、中途半端などなど…
まあ、なかなか凹みますが、結構当たってる部分も多いです。
この結果から、プラス面をより強くしていく、マイナス面を直していく、不足面を補うように努力するなど、どこを意識していくかは人それぞれです。
自分なりに意識して行動してみて、数ヶ月後にまたチェックしてみると面白いと思います。
おわりに
エゴグラムについてざっくりとですがご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?
こういった類のものが苦手な方も多いと思いますが、やってみると非常に面白いですよ。
自分のエゴグラムを知って、日々の思考・行動に活かしていけると、より充実した仕事・日々を送れるかもしれません。
実際に僕は継続的にエゴグラムをチェックしていこうと思っています。
気になった方は、本を買うのもいいと思いますし、ネットでもできたりするので、是非試してみてください。
津田 太愚 イースト・プレス 2014-04-24
遠藤 喜久雄 プレジデント社 2016-04-21
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメントを残す