理学療法士の井上(@Rehacon)です。
これまで何度か質問をいただき、私なりの考えを提示してきました。
ただそれはいずれも「専門家」の方々からの質問でした。
今回は専門家ではない方からご質問をお受けしました。
ご本人かもしくはご家族なのかもしれませんが、文面からはとても悩んでいるように感じました。
今回の記事は、同様の悩みをお持ちの方々もいるかもしれないと思いご紹介させていただきます。
Q&Aやりとり
71歳の男性A様よりご質問を受けました。
以下にご紹介します。
動くと疲れるから動かない、その悪循環で「
身体的には、
そこで、ご相談ですが、
いかがでしょうか。すごく悩まれているのがお分かりいただけるかと思います。
過去の記事である「廃用症候群」の記事を見て、ご連絡をいただきました。
整形外科で手術をして、
左下半身にしびれがあるということですが、
A様の場合、
つまり、
一度主治医の先生にしびれの件についてご相談されてみてはいかが
それでもダメなようであれば、
リハビリを受けられるようになったら、
早く適切な治療が受けられ、
ご自愛下さい。
実際に身体の状態を診させてもらっているわけではありませんので、詳細にこうしたほうがいいとは言えません。
ただ、ある程度推測することは可能ですし、A様は「生活不活発病になりかかっている人を診断し適切にリハビリメニュ
つまり、病院関係者であればどうしたらいいのか当然分かりますが、一般の方では分からないことなんだと改めて実感しました。
そういう疑問に対してお答えする、ある程度の道筋を立てることはできると思います。
もちろん身体を診てるわけじゃないからはっきりとしたアドバイスはできないけど、ある程度の道筋は立てられるし、どんな病院に行ったらいいのかとか、誰に相談したらいいとか、ちょっとしたことはお答えできる。ブログを通じて情報発信をしている意味はここにある。
— 井上直樹(理学療法士) (@Rehacon) 2016年6月2日
私は理学療法士ですが、もっと様々な医療関係者が情報発信していくことの大切さを実感しています。
最後になりますが、A様、今回の記事をご紹介させていただくにあたりご了承いただきましてありがとうございました。
今日の記事は読んでいてとてももどかしい気持ちになりました。
おそらく、A様のように本来必要であるべきリハの指示もしくは説明、インフォームドコンセントがなされていない方は多いと思います。
それは松葉杖の指導や車椅子の調整にも言えることで、街中でうまく適応せずに使用してる方を見ると、つい口を出したくなってしまいます。
リハ職種は医師の指示のもと、動かざるを得ないため、今回の場合ももどかしいです。
また、精神面でのフォローアップもより良い生活を送っていただくためには有効な手段だとも思いますので、ぜひ作業療法も紹介したいと思ってしまいました。
A様、お大事にして下さい。
私の親族にも脊柱管狭窄症と診断された方がいますが、生活指導といえる説明は皆無で、少し驚いたことがあります。
そのようなケースが減ることを祈ります。
コメントありがとうございます。本当にもどかしいですよね。こういうケースは結構多いです。以前クリニックで働いていた時に、こういうケースで外来に通われている方もいました。リハビリテーションの必要性を理解してくれている医師とそうでない医師がいるのも事実ですね。こういうことがもっと減ってほしいですね。