インタビュー
まず私が研究に興味をもったきっかけは、『自分を軸にどれだけの人を幸せにできるか?』という疑問をもったことです。
臨床実習が非常に充実した学校出身なので、学生の時点から、一年間で自分がリハビリを担当して笑顔にできる患者さんの数の上限は見えていました。
いくら頑張っても上限がある仕事は魅力を感じないと思っていたので同時に研究活動も行っていました。
これは自分が何か良い評価法やリハビリの介入などを考案して論文発表していけば、その結果を日本のPTが臨床で使い、最終的には、自分を起点にして多くの患者さんに価値を還元できると思ったからです。
ただ論文を英語で書いても、特に日本の臨床にでているPTはなかなか読んでくれないと実感し、事業化という道を選びました。
事業化することで、研究という堅苦しい感じではなく、自由度が高い状態で社会に価値を生み出していけると思ったからです。なので起業はあくまで、自分を起点に数多くの人を幸せにしたいという目的を達成するための手段でしかありません。
このような考えが背景にあり、京都大学で開催されている起業家育成プログラムに応募したことが全ての始まりです。
どのような経緯で腰痛+ポケットセラピストという今の形になったのでしょうか?
昔から何にでも探求心があるタイプなので、運動器にも興味があり、マクロな視点やミクロな視点からみても、腰痛は解決すべき課題と感じ、取り組み始めました。
そして臨床もずっと続けているので、実際の患者さんとの会話の中で、ITで解決できるところは多いなということを思い、ポケットセラピストを考案しました。
腰痛に限った話ではないですが、健康問題を抱えている人で、専門家に相談したいという人は数多くいます。しかし、日々の仕事が忙しかったり、わざわざ医療機関に足を運ぶのが面倒だったりします。
そこで、よりセラピストを身近に感じてもらいたくて、ポケットにセラピストがいるような身近な感覚ということで開発を進めました。
お話しのできる範囲で、開発までの苦悩や喜び、やりがい、新たな発見などを教えてください。
毎日、苦悩や喜びを感じながら進めております。喜びというとやはりユーザーの声ですね。
ユーザーは非常にポジティブに評価をしてくれているので、それを励みにしながら開発を進めています。
直近では2020年までのヘルスケア業界の動向を様々なデータから分析していますが、今の医療業界の構造は大きく変化すると予測しています。
ぜひ皆様も業界や市場の動向についていくのではなく、予測して先回りするようなことを実践してみてください。
また、使いたいけどどうしようか悩んでいる方々に向けて何か一言宜しくお願い致します。
弊社が厳選した理学療法士が親身に相談にのってくれます!なお、治療院をお探しの方も、現在12万店舗以上あり、どこの治療院が自分に最適なのか分かりません。
そこでまずはポケットセラピストで腰痛タイプを判定し、その腰痛タイプの施術を得意とした治療院を探してみてください。※関東及び関西地方にて認定優良治療家の募集を開始
今後ともポケットセラピスト、そして、株式会社バックテックを宜しくお願い致します!
最後に
とても向上心と行動力のある方で私はとても刺激を受けました。
こういうサービスは今後間違いなく発展していくと考えられます。
福谷さんが言う、
業界や市場の動向についていくのではなく、予測して先回りするようなことを実践してみてください。
ここは凄くポイントなのかなぁと思っています。
先回り、先行者になっていく。こういうことが大切なんだろうと実感しています。
現在はトライアル版でまだ無料で使用できます。
今のうちに登録・活用してみてはいかがでしょうか。
是非、皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
まずはじめにお聞きしたいのですが、POSTさんの過去のインタビューを拝見させていただきました。
当時、大学院に通われて研究者を目指していたようですが、起業をしようと思ったきっかけはどんなところからでしょうか?