2016年もこのブログを宜しくお願いします!
2016年第1弾は「パーキンソン病」についてからはじめていきます。
「パーキンソン病」をみなさんご存知でしょうか?
神経難病として指定されている病気の1つになります。
【Keyword】パーキンソン病・症状・特徴・治療方法
【対象者】一般の方・学生(療法士・看護師)
目次
パーキンソン病とは
※引用画像:© 2001-2015 Novartis Pharma K.K
ドーパミンとは
これを「ドーパミンニューロン」といいます。ニューロンとは神経のことです。
動きが徐々に悪くなると理解してもらえればいいです。
進行具合を抑えるため、遅らせるために「薬物療法」や「食事療法」そして「運動療法」が必要になるのです。
パーキンソン病の特徴的な症状は4つ
- 振戦(Tremor)
- 固縮(Rigidity)
- 無動(Akinesia)
- 姿勢反射障害(Postural Instability)
そこで、動画を見るのが一番理解できると思います。
ノバルディスファーマさんの「パーキンソン.jp」というHPでとてもいい動画があります。
こちらをご参考にすると理解が深まると思いますよ。
振戦(Tremor)
高齢になるとパーキンソン病でなくても振戦が起こることがあります。これを「本態性振戦」といい、これとは区別しなくてはいけません。本態性とは「原因不明」という意味で、本態性振戦は「ふるえのみ」起こるのが特徴です。
固縮(Rigidity)
無動(寡動・動作緩慢)(Akinesia)
パーキンソン病じゃなくても表情があまりない人っていますよね。そんな感じです。
姿勢反射障害(Postural Instability)
自分で歩くのにコントロールすることが難しくなります。
その他の症状
運動症状
- 言語障害
- 小声でボソボソしゃべり、聞き取りづらい。
- 書字障害
- 段々と字が小さくなる
自律神経症状
- 起立性低血圧
- 神経因性膀胱
- 便秘
- 発汗過多
- 末梢神経障害(手足の冷えなど)
精神症状
- 抑うつ
- 不安焦燥
- 認知症
- 幻覚
- せん妄
パーキンソン病の特徴的な姿勢
拘縮を起こしやすい部位
- 頚椎の前弯、胸椎の後弯→アゴが前に出てしまう
- 肩甲帯の前方屈曲
- 体幹前屈→前屈みになる
- 肘、手の指、股関節、膝、足の指これらは全て屈曲傾向→曲がる傾向
➡「拘縮」については、「拘縮」みなさん本当に拘縮の意味をご存知ですか?拘縮と強直の違い・リハビリについて誰でも分かるようにやさしく解説します。 をお読みいただけるとさらに理解が深まりますよ。
ヤールの重症度分類
重症度分類 | 厚労省の生活機能分類 |
Ⅰ度 一側性障害で体の片側だけの振戦、筋固縮を示す。 | Ⅰ度 日常生活・通院ともに自立レベル。 |
Ⅱ度 両側性の障害で姿勢の変化が見られる。振戦、筋固縮、無動ともに両側に少しずつ現れてくる。 | |
Ⅲ度 明らかな歩行障害と姿勢反射障害が出てくるが、一人で歩くことはできる。 | Ⅱ度 日常生活・通院ともに介助を必要とする。 |
Ⅳ度 立つ・歩くなどといった日常生活能力が明らかに低下してくる。介助が必要になってくる。 | |
Ⅴ度 基本的に1人で歩くことはできなくなる。移動は車椅子介助となる。 | Ⅲ度 日常生活において全面的に介助を必要とする。 |
ここを基準にⅠ・Ⅱならまだ生活にそれほど支障はないんだなと理解できますし、Ⅳ・Ⅴなら日常生活の大半で介助が必要になってくると覚えておくといいですよ。
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